私は大学院生の時、麻酔蘇生学を学び、脳神経外科の研修を経て、日本脳神経外科学会認定専門医として働いてきた臨床医です。昭和、平成に働き、後継者に後を譲り、ほっとした時、尿管癌を発病し、多発転移の進行癌末期ステージIVの余命告知を受けました。臨床には精通していたつもりでしたが、治療選択に難渋しました。術後の抗癌剤標準治療を受け入れることが出来ず、世にいう癌難民となっていました。私を待ち受けていた癌治療の世界は、まさに魑魅魍魎跋扈するの言葉がふさわしい世界でした。信用出来る真っ当な治療法を探して彷徨った時期があります。ゲルソン食と超低用量抗癌剤、放射線治療のお陰で、大きな峠を乗り越えた頃に出会ったのが、丸山ワクチンです。詳しく調べていくうちに、劇的な効果は別として、穏やかな効果への確かな手応えを感じ、丸山ワクチンを使用し始め、2019年から現在まで丸5年になります。臨床医として感じた手応えは、体調の安定だけでなく、免疫を担当するリンパ球数の明らかな増加を見たからです。
私は、2013年ステージIVからの癌サバイバーとして、治療に迷っておられる方々の相談に応じています。彼らの多くは、抗癌剤副作用に難渋しているか、効果の見られない抗癌剤への不安に難渋しているか、いずれにしても現代医療の金字塔である抗癌剤に対し不安を抱いており、代替療法として私の体験してきた丸山ワクチン、メラトニンなどについて相談にのっています。幸い、コロナの恩恵で、丸山ワクチンは日本医科大学まで行かなくても受けられるようになりました。丸山ワクチンを希望する人の窓口としてのお世話もしています。
私のように抗癌剤治療を止めて、丸山ワクチンを使う例は意外と少ないのが実情です。私自身は、ワクチン接種から免疫リンパ球数の有意の増加を見ていること、他の併用療法といえば薬剤は医療用メラトニンだけで再発を見ないことから、丸山ワクチンは有効と考えています。ゲルソン食は抗癌剤との併用を原則禁じていますが、丸山ワクチンは抗癌剤併用禁止項目はなく、その副作用を軽減すると言われています。したがって私の癌相談の後、丸山ワクチン療法を始められた方の多くは、なんらかの抗癌剤治療を併用しており、抗癌剤を止める人はまだ少数です。そのために統計的に十分な数を集めることが難しく、その効果を明確に出来ていない現状です。ただ、抗癌剤を止めるサバイバーは徐々に増えているので、いずれ効果を実証することができるものと思います。効果はあるという実感を持っています。
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